私の感激記録


by topaz2002
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なぜそこまで高純度『アマツカゼ~天つ風~』

そんなわけで、チケットないない!騒いでいたにも関わらず、
まわりの皆様の親切により、
2回観劇することができました。

以下は、ネタバレ満開の記事になります。
これから観劇予定のある方は読まない方がいいかもしれません。

あ!これから観劇予定の方に一言♪
観劇前にパンフレットの芦名星さんのコメントは読まない方がいいです。
ネタバレ要素あります。

それでは、以下ネタバレ満開♪


1回目は、1階席の前方席の最下手佐藤アツヒロさんが通り抜ける席、
2回目は、2階の最天井桟敷つうか、席はありません立ち見席で観劇して参りました。
立ち見はサブセンターの位置での観劇でした。

1回目はすごかったわ☆
前方席はミーハー心をかなりくすぐられました。
肉眼で生大野さんガン見。
キャー、大野さんの汗や涙!?らしきものまで観られちゃうし、
客席降りした佐藤アツヒロさんは真横を通るし、大興奮。

ただ、2回目の観劇で確信できたのですが、
1回目の席はかなりの見切れがありました。
青山劇場の前方端席は見切れるんだよね。
一昨年の『メタル マクベス』時には前方端席用モニターあったものね。

まぁ、今回は2回観劇できて、
前方席でないと見えなかったもの、
後方席でないと見えなかったものを両方見ることができて、
本当に良かったです。

ちなみに、最大の見切れだと個人的に思ったのは、
第一幕冒頭の登場人物一人一人の紹介場面。
登場人物の横に役者名と役名が映し出されるのだけど、
それが一切見えなかったのよね。

観劇後に覗いたネタバレ感想の中に、
この記述があって???でいっぱいになったのだけど、
2回目の観劇時にすべて解決しました。

演劇の中の映像を使った演出が結構好きです。

さて、この作品のストーリーそのものは、
既視感満載というか、
ありがちというか王道というか。

大野さん演じるヒーローの高純度が、
余すところなく切なく描かれてました。

個人的好みの問題とは思うけど、
大野さん演じる凪の恋愛要素をわざわざ一切合切排除しましたって印象が強い。
そのおかげで、凪の孤独、ストイックさが鮮明に描かれていたとは思うけれど。

やっぱり私は、宝塚を観過ぎたせいかもしれないけど、
宝塚なら、まずトップスター演じる主演は不動で、ヒロインがおりん
(え!?凪が主役じゃないの?)。
2番手男役が凪で、2番手娘役・売り出し中の娘役が陽炎みたいな感じでしょ。


ちなみに不動は佐藤アツヒロさんが演じた、凪の敵役で、
おりんは凪の妹であり、不動の妻、演じたのは芦名星さん。
不動とおりんは夫婦だが、おりんは両親(凪の両親でもある)を殺され、
不動の家臣に奪われるような形で不動の妻になったような経緯あり。
陽炎は、かつて凪の一族に仕えていた女性の家臣、演じたのは松本まりかさん。

大野さん演じた凪は、
不動に両親を殺され、妹を奪われ、
自らは不動の家臣なり、修羅の道を生きる男という感じです。



で、宝塚ならおりんと凪は、兄妹ではなく、
幼馴染みまたは、許嫁。
勿論、お互いに想い合ってます。

物語の展開は途中まで同じで、
色々とあって不動と凪は戦いを繰り返し……。

最後、凪は不動を追い詰め、おりんを迎えに行きます。
そしておりんと逃げようとするのですが、
おりんは偽りの感情だったはずの不動を本気で愛してしまっていました。

おりんは、凪の手を振り切り、
燃えさかる炎の中不動の姿を探しに行ってしまうのでした……
(都合よくいつの間にか燃えている不動の城)。


♪あぁぁ~愛はー愛はー愛はー
(どこからともなく聞こえる、雪組新副組長はまこさんこと未来優希さんのカゲソロ)


これは、役名を、不動→夫差、おりん→西施、凪→范蠡と変えると、
ほぼ2001年の宝塚雪組公演『愛燃える』になります……。
色んな細かいことは見逃してね。

これが言いたいが為に、凪を2番手役にしたけれど、
凪を主役に置くなら、大海人皇子主役版の『あかねさす紫の花』に置き換えればOK!
なんてね、こっちはちょっと強引かな。


こんなことを書いてみたけれど、
大野さんが想っている相手が他の方の妻になっちゃてるって、
気の毒で観てられない設定かも……。
大野さんの益々のストイックな切ない演技が観られるのかしら……。


はい、閑話休題。

要は、ちょっと大野さんのコイバナなお芝居が観たかったの。
妹への愛情でなくてさ。
この間の『うたばん』のヴァレンタインデーの演技よかったじゃん、マジで。

昨日、観た『ロス:タイム:ライフ』の小山君は普通に恋人さんがいる役だったしさ。


そんなわけで、凪は明らかに自分に片想いしているわかりやすい娘陽炎にもなびかず、
家族や仲間を殺した宿敵不動を倒し、
宿敵の妻となっている妹おりんを自由にすることを求めて戦います。

途中、とある出会い(!?)によって、
家族や仲間を失ってから、
ずっとなくしていた感情を取り戻し、
忘れていた友情を思い出す心温まる場面もあったりして。

そして、何より、この舞台の最大の見せ場は、
殺陣でしょう。

あんなに生の殺陣を観たのは、
大学4年生の時の芸術祭の“殺陣同志会”の公演以来よ
(わかる方、コメントください)。


あれは、間違えると事故につながるからね。
相当稽古をしたのでしょう。
見事なものでした。

凪の気高さとストイックさ、
信念を貫くために貫き通す孤高、
それは、報われたわけではなかったけれど、
私には凪が求めた物への気持ちが刺さるように伝わってきました。

そして、この投稿の冒頭で、
既視感満載と書いてしまいましたが、
凪の妹おりんの結末には度肝を抜かれました。
私はてっきり、上記に書いた通り、
宝塚的な愛! おりんは不動を本気で愛してしまっているんだと思っていたのですよ。
それがねー、そうきたか。 
ここだけは心の中で叫びました!

観劇後、パンフレット読んだのだけど、
おりん役の芦名さんのコメントにおりんの最後を連想される記述があるね。
あれ読んでから観劇だと、ちょっと興が醒めやしないかしらってことで、
この記事冒頭の警告です。


まぁ、そんなわけでつまりはかなり楽しみましたよ。
『アマツカゼ~天つ風』、はい。

舞台、大好きです。


そして、最後に一言。
大野智はナマモノだっ!


『アマツカゼ~天つ風~』
作・演出・きだつよし

大野智
芦名星 松本まりか
西ノ園達大 武田義晴 きだつよし
佐藤アツヒロ

青山劇場
3/23(日) 18時
3/30(日) 18時

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by topaz2002 | 2008-03-31 22:47 |