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私の感激記録


by topaz2002
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『東京タワー』(結末はっきり書いてあります)

レンタルDVDで『東京タワー』を観ました。

東京タワー プレミアム・エディション
/ バップ
ISBN : B0003052WI
スコア選択: ※※※※

背徳感は蜜の味



映画版『忘れられない人』のついでに借りてみたのだけど、
こっちの方が面白くて、
何回も見返しちゃいました。

最近のDVDには、当たり前の特典らしいけど、
オーディオコメンタリーが面白かったねー。
源孝志監督と佐藤敦プロデューサーのお話が面白かった。

ストーリーも私好みの不倫物!
背徳感がたまらないのよね。

二組の不倫する男女の動向が物語の主軸

★男女その一★詩史×透★黒木瞳×岡田准一
★男女その二★喜美子×耕二★寺島しのぶ×松本潤

一応、二組の出会いからそれなりの結末までを描いています。

詩史は、青山の一等地でセレクトショップを経営していて、
旦那は売れっ子CMプランナー。
喜美子は、専業主婦。
都内の一等地の高級住宅街に住んでる。
旦那は官僚?

透と耕二は高校の同級生という設定で、
現在違う学校に通っている大学生。
ちなみに透は理系で耕二は文系らしい。

こんな4人の不倫の恋愛事情のお話です。

まずは、黒木瞳さんと岡田准一さん演じる詩史と透。
いやー、この二人はキレイ過ぎて現実味がないない。
迎える結末も私的にはなしなんですけど。

このお二人は、ちょっと前にはドラマで親子役してたのにね(『おやじぃ。』)、
ふわふわの不倫も似合っちゃう!
(現実味がなしなしカップルなので、あえてふわふわと表現してみた)
すごいねー、演技派だね。
別荘の場面の浮世離れ度がよかったね。
ありえない感じが。
『アンナ・カレーニナ』みたいだった。
不倫には海辺の別荘が似合います。

それと、透が東京タワーの見える自宅窓を拭く場面が、
キレイで印象的でした。

とにかく、キレイな二人でした。


そして、断然面白いのは、
松潤と寺島しのぶさん演じる耕二と喜美子でしょう。
S対Sの対決!
エキセントリックで激しく濃い不倫です。

寺島さんって、
100%パーフェクトな美人女優ってわけじゃないのが、
変にリアリティがあるんだよね
(生で寺島さんを見たことあるけど、
それはそれはキレイだよ、細くてねーって、一応書いておく)。

それでいて、あの演技力と色気でしょう。
確か、オーディオコメンタリーでも話題になっていたと思うけど、
なんてことないニットとか着て、
玄関で旦那を送る場面とかでも妙にエロいんだよね。
フゥ↑フゥ↑って感じ。

下着姿時に見せた、
妙にアスリートな身体も必要以上にエロく見えてしまう。

映画中の耕二のナレーションでの台詞の通り、
本当に「この人の正体は悪魔だ」って感じでした。

耕二に出会って、
どんどんエキセントリックになっていく喜美子は、
本当に艶めかしかった。
不倫の恋が進むにつれて、
爪の手入れに凝っていく演出には気づいたぞ。


松潤演じる耕二も、
突き抜けた間男感がいいね(突き抜けた間男感ってなんだよって感じだよね)。
絶対に、畳の上で死ねないね。
つうか、私が許さなねえ。
人妻、本気にさせんなよ!

高校生時の回想場面のエロさがすごかったね。
あんなとんでもない願いを抱いて叶えてしまうのは、
かなり現実味がないんだけど、
松潤演じる耕二ならありかもって思わせちゃう、
妙な説得力があった。
あ、そうそう、不倫現場に家族同居の自宅選んじゃまずいだろ。

やってることはとんでもないんだけど、
決してバカじゃない、
やってることはかなり動物的なんだけど、
発言は変に哲学的な面白いキャラクターだったわな、耕二。

ここで、耕二を私が認定する、
「三大間男」に任命するわ!
ちなみに、三大間男その一は、
TBSドラマ『誘惑』の村木征二(宇都宮隆さん)、
その二は、
フジテレビドラマ『ミセス・シンデレラ』の堀井光(内野聖陽さん)。
三者三様の間男振り、どれも大好きです。
これにね、この作品の透も入れてあげたいところだけど、
不倫の成就って、邪道でしょ。私的に絶対になしなのです。



閑話休題。

この作品は、松潤観賞としても、
結構楽しめました。

松本さん、色んな格好して、色んな場面を演じてます。

顔が小さ過ぎて、
似合わない警備員の制服&制帽姿や、
私服で撮影したという大学の場面とか良いです。

耕二って、お金持ちのコらしいのに、
バイトばっかりしてるんだよねー。
バイト先のクラブの制服も良いです。

不倫の情事場面は言わずもがな
(湯船で桃食べてるところとかさー、くぅー!)。
修羅場にビビる場面もよいです。
車庫入れのところもいいね。
車庫入れする時、
助手席に手をかける動作が好きな私です。

それと、耕二の大学の授業に忍び込んだ時、
ガムを噛みながら、
「理系ってブスばっかだな」という台詞まわしが好きでした。

カットされちゃったという、
透&耕二の制服姿の高校生の場面とか見たかったな。

ちょこっとしか出番がないけれど、
透、耕二の高校の同級生役の平山あやさんもいい味出してます。
松潤と平山さんは、本当に高校の同級生なんだよね。


私的にこんなに楽しんだ映画『東京タワー』ですが、
客観的に思うに、
主要人物4人の誰かのファンとかでないと、
ここまで楽しめないかも。
多分、確実に「なげー!!!(長い)」って思うと思う。

原作とは結末違うらしいし。
私は、これから原作読んでみます。
どうかなー。


あぁ、大学生の時一人暮らししたかったなー。
あぁ、東京タワーの見える部屋に住みたいなー。


『東京タワー』
監督・脚本・源孝志
原作・江國香織
脚本・中園ミホ

黒木瞳 岡田 准一
松本潤 寺島 しのぶ  他
2005年 日本

by topaz2002 | 2007-11-14 14:07 |